pixiv SUMMER BOOT CAMP2015を開催しました!(講義内容も公開!)
こんにちは。ピクシブ人事マネージャーのmaruです。
ピクシブでは毎年、春と夏の年2回、技術職(エンジニア・デザイナー)と総合職(ディレクターなど)希望の学生を対象に2週間にわたりインターンシップを行っています。
今年の夏のインターンシップは8月31日(月)~9月11日(金)の平日10日間、25名の学生に参加してもらいました。
インターン期間中にやったこと
今回のSUMMER BOOT CAMPでは数百名の応募の中から選ばれた25名が2週間、総合職と技術職の混合チームで企画を考え、実装まで行ってもらいました。
ピクシブでは企画から開発まで総合職と技術職が一体のチームとしてサービスを作り上げています。2週間の期間のなかでピクシブのリアルなチーム開発を体験してもらうことをねらいとした実務型インターンシップです。
このような流れで1日が過ぎていきます。
・毎朝10:00までに出社し各チームで今日1日やることをチームメンバー・メンターに共有します
・業務知識について毎日一時間程度の講義(内容は後述します)
・講義終了後チームで課題に取り組む
全チーム共通の課題として「1日何回も起動したくなるアプリ(創作活動に関わるもの)」をテーマに企画から実装まで行ってもらいました。
各チームには総合職と技術職のメンターが1名ずつ付き、学生の疑問に答えたり技術的なアドバイスをします。メンターの中には「俺を使い倒せ」という熱いメンターもいて、学生としては心強かったことと思います。
インターン期間中に行った講義
ピクシブ社員が日頃の実務でどのようなことを考え実践しているかを味わってもらうために講義を行いました。エンジニア向け、総合職向けの講義といった特化した講義も設けました。
■ pixiv Factoryについて @ikkun
エンジニアはコードを書くだけが仕事ではありません。コードから離れてサービスについて考えることやインタビューなどを通じてユーザの課題を知ることの重要性を講義しました。
https://speakerdeck.com/alpacatc/pixiv-summer-boot-camp-pixivfactory
■ pixivを支える技術 @edvakf
pixivならではのパフォーマンス上の問題やアプリケーションの制約や、サーバサイドアプリケーションのストレージやキャッシュについて講義しました。
https://speakerdeck.com/edvakf/pixivwozhi-eruji-shu-2014
■ ウェブサービスについて @yksk
日頃から人気のサービスに触れてもらうためにサービスをどのように触ると良いかを講義しました。実際に様々なウェブサービスを触りながら、サービスの意図を読みとるコツを学んでもらいました。
https://speakerdeck.com/yksk/uebusabisunituite
■ 成長するサービス @catatsuy
大規模Webサービスをスケールさせるためには、どのようなことを考えればいいのかについて学んでもらいました。
この講義は前回の夏インターンで @harukasan が講義した内容を @catatsuy が講義しています。
https://speakerdeck.com/harukasan/growing-service
■ Androidのはなし @rooandqoo
pixivマンガのAndroidアプリについて講義しました。アプリの複雑になりがちな処理に対してどのようなアプローチを取っているかについて話しました。
https://speakerdeck.com/rooandqoo/pixiv-summer-boot-camp-2015-jiang-yi-zi-liao
■ React x Flux @geta6
pixivSketchの開発について講義しました。社内勉強会でReactとFluxについて喋ったに運用の話を加えた内容です。
他にも
■マーケティングの話
■外部との協業について
■プロダクトマネジメント
■ハマるしかけ
■サービスを考えるうえでのフレームワーク
■pixivSpotlightのリニューアルについて
■しあわせなアプリを作るために気を付けていること
ピクシブの開発秘話をインターン生のためだけに講義をしました。 これを聞くだけでも参加する価値がある!
チーム課題の開発は白熱のバトル!泣き笑い!
最初に書いたように、選考を経て参加した25人。 最初の段階ではどのようなアプリを作るかでほとんどのチームでコンフリクトを起こしていました。 それはモノづくりにかける学生の想いが本当に熱いから。 全員が真剣に議論を重ねていきました。
チームメンターも中に入りながら、学生たちが最高のパフォーマンスを出せるようにフォローしていきました。社内でも最高のメンター体制を整え、厳しく指導させてもらいました。
学生が考えてきたものでもダメなものはダメとはっきり伝え、インターンシップとはいえ、プロの目線でどんどんアドバイスをしていきました。
学生はそれぞれ得意な分野が違うだけに当初は意志の疎通に苦労していたようですが、最後は抜群のチームワークで全チームが成果物としてアプリを作り上げました。
最終日は社長や役員を含むピクシブスタッフを前に、作ったアプリをプレゼンしました。最優秀として表彰されたチームとされなかったチームのどちらにも涙する学生がおり、彼らの本気さを肌で感じました。
とても大変な10日間だったと思いますが、学生にとっては後々まで記憶に残るようなインターンシップができたと自負しています。
学生の感想(ほんの一部)
・濃密な10日間でした。インターンシップのプログラムはもちろん、素晴らしい能力を持つ仲間と出会えたことが何より嬉しかったです。 自分自身学ぶことが多かっただけでなく、たった10日間のうちに目に見えて成長していく他のインターン生(特に総合職)の姿に圧倒されました。
・今回の課題を通して、プロダクトを作るということを真剣に考えることを初めて体験しました。今まで自分のものづくりの中では気づかなかったことが、社員の方々のお話やレビューを聞き初めて分かりました。そして、皆さんのプロダクトに関する想いをダイレクトに実感しました。 10日間という短い期間ではありましたが、得られたものは一生のものとなりそうです。
・2週間チーム全員が本気で取り組めていた。意見が衝突することもあったが、2週間という短い期間でできる最高のプロダクトができたとチーム全員が自負していたと思う。
・開発やサービスの立ち上げのノウハウを学ぶことが出来る 楽しいしためになると自身を持って薦められる
・エンジニアにはおすすめしたい。 エンジニアの講義がたくさんあるし、尊敬できる社員のエンジニアの方もたくさんいる。また、同世代の凄腕学生エンジニアにも出会える。刺激に溢れたインターンだからだ。
・IT業界に興味がある総合職希望の後輩へ進めたいです。 なぜなら、社会に出る前に、エンジニアの人と出会い、さらには共に働く経験を出来ることでよりIT業界に対する考えが深まるきかっけとなると確信したからです。
・優秀な方々と出会えて、課題を一緒に進めたり、話をしたりする中で、気づきが幾つもあって充実していて楽しかったです。pixivめっちゃいい会社だなと思いました。今回のインターンで学んだ開発やマーケティングでの考え方や戦略を生かして、しっかりとサービスを作ってみたいなと思いました。
これらはほんの一部です。
参加学生が書いてくれた感想ブログを下記にいくつかご紹介いたしますのでぜひご覧ください!
pixiv 2015 SUMMER BOOT CAMPに参加してきました! - りぶえん//理->文エンジニアしたい女子大生
「pixiv 2015 SUMMER BOOT CAMP」に行ってきました - yujif.blog
pixiv 2015 SUMMER BOOT CAMP に参加した話 - IDEA PAD
ピクシブインターン体験記!こんなことしてました… : 裏庭のクロッカス
そんなインターンシップなら参加してみたかったと思った方に
最初に春と夏の年2回と伝えましたが、今年は秋に総合職向け、冬に技術職向けのインターンシップを行います。春・夏とは形式は違いますが、今後の成長のために、とてもいい経験ができると思います。決まり次第ピクシブ採用サイトにて告知をしますので、是非そのときにはご参加ください!