『Webアプリエンジニア養成読本』は10年選手の俺得すぎた
"古きよき時代から来ました、真面目なSE、真面目にSE" 広告系技術兼pixivの開発マネジメント担当 @bash0C7です。
今回は『Webアプリエンジニア養成読本』の話をします。
Webアプリエンジニア養成読本[しくみ、開発、環境構築・運用…全体像を最新知識で最初から! ] (Software Design plus)
- 作者: 和田裕介,石田絢一(uzulla),すがわらまさのり,斎藤祐一郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/03/11
- メディア: 大型本
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こちらの本ををいただきました。ありがとうございます。
第一印象
まず一回目読んでみて、下記が印象に残りました。
まるっとカバー
書かれているような分野を全部わかっていると仕事が捗るなと思いました。
現実的なチェックシート
背表紙裏のチェックシートがあるのですが、多すぎず少なすぎず現実的な項目がまとまっていました。 きっと、ここまでまとめるまでに、様々な経験を重ねてこられたんだろうなあという想像をしました。
技術以外
この本の技術的な事柄に加えて、人それぞれに様々な知識を得たり経験を積んだりして、より成長していく。 例えば、例えば事業、サービス、ユーザ、使われるシーン、その他いろいろあるでしょう。そして、特色を持った仲間が増えていったら楽しいなあと思いました。
この本は俺得すぎる
この本はルーキー向けではありますが、むしろ自分のような10年選手にも非常に有用です。 これまで色々な仕事をしてきたので、面白い経験を詰んだりしてるのですが、反面この本に書かれているような技術全部をバランスよく身につけらてているかというと、正直たくさん穴があります。
その本をこのムックでカバーできそうだなあと感じたので。もう少し読み込んで、弱いところの補強をしようと思います。
また、この本は一人で読むのもいいですが、複数人で読むとそれぞれの知見やつまづきどころのエピソードを共有できてとても楽しいです。 とくに背表紙裏のチェックリストでは、手痛い失敗を思い出して頻繁にあー!!それそれ!!!みたいな声がでてきて、大変エモかったです。
トークセッションにも参加してみた
ジュンク堂池袋本店で行われたトークセッションにも行って、軽妙な愉快トークを拝聴してきました。
「Webアプリエンジニア養成読本」刊行イベント『Webアプリエンジニアが出来るまで』 #webapp_mook - Togetterまとめ
このセッションの質疑応答では、仕事場で仲間たちと読んでいる中で一番盛り上がったところを質問しました。 それは、PHPのセットアップの過程で、wgetを使わずPHPのfile_get_contents関数で取得している部分です。これはきっと何かのこだわりがあるに違いないと確信はあったのですが、意図までを想像しきれなかったところでした。
これについての回答は、Windows環境を意図したとのこと。PHPでは市場的に開発環境としてWindows機を使うことが多いため、プラットフォーム依存とならないようにできるだけ気をつけたとのこと。 なるほど!たしかに。ついWebみたいな感じだったら、開発環境も*nix系でありwgetはだいたい入っているよねという思い込みがありました。
実際に会って話をしてみるというのはやはりプラクティスですね。